中性脂肪は簡単に改善できる

中性脂肪は、体温を保ったり身体を動かすためのエネルギーが、消費量以上にカロリー摂取しあまってしまうことで出現して、血中に残っている量と考えられています。

そのため時間帯によって数値はかなり変わります。

『病気の壁』(著:和田秀樹/興陽館)

中性脂肪は肝臓や血中に蓄積するため脂肪肝や動脈硬化の原因となってしまうとされています。

自慢ではありませんが、わたしは中性脂肪値が600mg/dlくらいが通常だったのですが、最近の検査で2500mg/dlという値になっているのがわかりました。これはさすがにめちゃめちゃな数値です。

1000mg/dlを超えると、数ある病のなかでもっとも激痛をともなうといわれる急性膵炎になる可能性が高いうえに、大好きなアルコールが飲めなくなってしまうため、薬の力を借りることにしました。

でも通常、中性脂肪値はコレステロール値とは違い、食事制限で比較的簡単に改善することができます。

1日の摂取エネルギーの目安は、成人女性1400~2000キロカロリー、成人男性は2400~3000キロカロリーといわれていますが、要は食べる量を控えることで摂取カロリーを減らし、運動をすればいいわけです。

また節酒がいちばん有効といわれています。ただ、わたしはQOL重視なので、酒や美食をやめる気がないので薬を使うことにしたのです。