放送作家・コラムニストとして、数多くの著名人にインタビューし、コメンテーターとして活躍している山田美保子さん。小さいころは引っ込み思案で話すことも苦手だったそう。そんな山田さんを変えたのは何だったのか。さまざまな出会いや、出会った人のアドバイスを通じて、今の自分があるという山田さん。自分が楽になるコミュニケーション術を紹介する連載です。第40回は「萩本欽一さんのこと」です。
『全日本仮装大賞』が3年ぶりに復活
萩本欽一さんと香取慎吾くんが司会を務める『全日本仮装大賞』(日本テレビ系)が3年ぶりに復活することが8月2日にわかったと、3日の朝刊スポーツ紙各紙が伝えました。
報道によれば、開催は12月24日、放送は年明けで、『欽ちゃん&香取慎吾の第99回全日本仮装大賞』として放送予定だといいます。
『~仮装大賞』の放送は、コロナ禍のため無観客収録で行われた20年(放送は21年)以来で、“通常開催”は4年ぶり。
1979年のスタートから、今回で99回目。萩本さんは「みんなの声に乗せられて、もう一人の欽ちゃんが『動け!』と言い出した。コレ、面白い! 楽しくなってきちゃったよ」と、いかにも欽ちゃんらしいコメントを。香取くんは続いて、「みんな、やったよ~! 欽ちゃんが動き出しました! 笑顔あふれる『仮装大賞』をお楽しみに~!」とコメントしたそうです。お二人の笑顔が浮かんできますよね。
萩本欽一さんが『仮装大賞』の後継に香取くんを指名し、香取くんが地上波の番組になかなか出られない時期にも迷わず香取くんとのコンビを継続していたことはファンの皆さんならよく憶えておいでだと思います。
言わずと知れた芸能界の重鎮。私はバラエティ番組専門放送作家でもありますから、厳しくて有名な萩本欽一さんのエピソードも先輩放送作家から度々聞いてきました。これは、「ザ・ドリフターズ」のいかりや長介さんにも共通していることなのですが、“笑い”に対して、とにかく厳しかったそうなのです。