(写真提供:Photo AC)
いつかゴルフをやってみたい。そう思いながら練習場でクラブを振っただけ、ゴルフ場に通う夫を見送るだけ…。それではもったいない!「ゴルフを始めれば、プチ旅行気分や交友関係の広がりはもちろん、体型や姿勢の改善効果まで得られます」と語るのが平井孝幸さん。平井さんは経済産業省が推進している「健康経営」の専門家として、多くのビジネスパーソンをサポート。都内でエクササイズスタジオを運営しながら、多様な健康プログラムを開発しています。今回は「肩こり解消としなやかボディを手に入れるスイングエクササイズ」について。ゴルフの基礎動作を手軽に習得しつつ、より健康に、美しくなりましょう! 

コースデビューせずにゴルフの腕を磨く?

前回、ゴルフのスイングでもっとも重要となる「足腰と体幹」にまつわる運動をご紹介しました。

毎日定期的にやっていたら、足首や股関節周りがほぐされて、自然と歩くのが楽になっていくと思います。体幹の動きもしっかり出来ていた場合、人生初の「腹斜筋の筋肉痛」を経験されたかもしれません。

いずれにせよ、一見ではどのように活きるのかわからないと思いますが、この動きがより良いスイングの土台となります。

そもそもですが、前回のエクササイズのように足腰が動けば、腕を動かさなくてもクラブは動きます。

その意味で、腕力の弱い女性の場合、腕を使わずに足腰中心にスイングを覚えた方が上達が早く、それこそ男性に引けをとらないほどの飛距離を出すことも可能となります。

とはいえ、もちろんゴルフのスイングには上半身も使います。今回はどのように上半身を動かすかを説明しながら、それを応用した体操を紹介します。