NHKは、2023年秋からスタートする連続テレビ小説第109作『ブギウギ』の主題歌を発表した。
主題歌のタイトルは「ハッピー☆ブギ」。ドラマの音楽担当でもある、服部隆之が作詞作曲し、ドラマヒロインの趣里、EGO-WRAPPIN’のボーカル・中納良恵、シンガーソングライターのさかいゆうの3人が歌う。
ドラマでヒロイン・鈴子を導く音楽の師匠、作曲家の羽鳥善一のモデルとなった、作曲家・服部良一氏の孫であり、今回の主題歌の作詞・作曲を担当した服部隆之さんは、
「今回の朝ドラは劇伴の他に主題歌の制作も依頼されました。そして、何の迷いもなくブギを作曲しようと決断しました。それがまるで使命かのように。
曲は去年の秋ぐらいには出来てしまい、ブギという言葉を入れるメロディーだけは自身で固定し、残りの歌詞はプロの作詞家にお願いしようと思っていました。ところが時間経過と共に言葉が浮かんできてしまい、結局詞も自分で書き上げることに。……「買物ブギー」を作詞作曲した祖父と同じ状態になりなんとも不思議な気持ちであります。」
と制作の経緯を語った。そして、歌手の選定についても、中納、さかいについては作曲時から決めており、さらに趣里の劇中歌収録での成長ぶりに、3人に決定したと話す。そして
「外連味がなく自然体で且つパワフルな歌声を持つ中納良恵さんと、さかいゆうさん。そして、どんどん現在進行形で花田鈴子に成っていく趣里さんの3人で歌うハッピー☆ブギは、敗戦の悲嘆に沈む日本人の明日への活力になるようにと世に送り出された、笠置シヅ子と服部良一によるブギへの讃歌です。多くの皆様にこの歌を口ずさんで頂けましたら嬉しく思います。」
と、コメントを寄せている。