10年後の自分
10年後や20年後どうなっているのだろうと問われたところで、私には分かりません。
体力だけはあるのでバリバリ働きつつも物忘れがもっと激しくなり、息子に「母、頼むから勘弁してよ」と愚痴られ続けているかもしれませんし、大病を患って寝たきりになっているかもしれません。
自分が心から信頼していた近しい人々の死に向き合わなければいけない日も避けられないはずです。
10年先の自分はもしかすると今まで経験をしたことのない辛さを身につけている可能性があります。しかし、私よりも年上の友人たちの様子を見ていると、彼らも散々な思いを乗り越えつつも、それでも大笑いをしたり、馬鹿話をして楽しんでいるわけです。人間なんていうのはそんなもんなのです。