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放送作家・コラムニストとして、数多くの著名人にインタビューし、コメンテーターとして活躍している山田美保子さん。小さいころは引っ込み思案で話すことも苦手だったそう。そんな山田さんを変えたのは何だったのか。さまざまな出会いや、出会った人のアドバイスを通じて、今の自分があるという山田さんが、自分が楽になるコミュニケーション術を紹介する新連載。第43回は「婦人科を卒業します! 後編」です。

「66歳、10年ぶりに人間ドックへ。高血圧だけかと思ったら巨大化した子宮筋腫の手術を勧められ…」はこちら

子宮筋腫の除去手術を決意

この数年、自分でも“育てている”感満載だった子宮筋腫の除去手術をすると決意したのは5月のことでした。

私の年齢(66歳)ですと、だんだん小さくなるのでは? と思われる方も多いでしょうが、私の子宮筋腫は「子宮脂肪平滑筋腫」ということで、ネットで検索してみると「成熟脂肪細胞と平滑筋細胞を含む子宮筋腫の稀な亜型」とありました。

閉経期から閉経後の女性に好発するといわれており、良性腫瘍ではあるものの閉経後に増大することもあり、悪性疾患との鑑別が重要になる……と。

とにかく大きかったのです。マッサージやストレッチ、整体などで“うつぶせ”になるのが苦しいほど。“あおむけ”になっていても「そこに、ある」と自覚ができて、指で触ってみると、お臍の上まで膨らみがあることがわかるのです。

某総合病院の婦人科の男性医師はまず「大きすぎて他の臓器が見えません」と驚き、次に診てもらった女性医師は「当院の場合ですと、開腹手術で10日間の入院となります」と、早速パソコン上でスケジュールを確認し始めました。そして、昨年12月から“かかりつけ医”となったベテランの女性医師も「いい機会だから、とりましょうよ。恐らく、腰なんかもラクになると思いますよ。あと鼠径部の流れもよくなって、足のむくみもとれると思います」と……。

ただ、どうしても“開腹”で“10日間入院”というのが自分にとって現実的ではありませんでした。それは6月頃から愛犬の3匹中、2匹の具合が悪くなってしまったから。内1匹は悪性リンパ腫の告知を受け、定期的な通院が必要でした。

「なんとか腹腔鏡手術でやれませんか?」と訊ねた私に、前述の女性医師が「ここなら、やってくれるかもしれません」と紹介状を書いてくれたのが『四谷メディカルキューブ』でした。