「これで婦人科は卒業です」

退院の日、羽田医師と改めてお話をする機会がありました。そのときには銀色のトレーに並んだ除去物の写真も見せていただきました。腹腔鏡手術なので、切り刻まれた筋腫や子宮は……、原形をとどめていませんでした。

羽田医師は再度、「これで婦人科は卒業です」と仰いました。

さらに医師は「私が女性だったら婦人科には行きたくないと思う」と……。患者の私に寄り添ってくださる言葉に、また長年の婦人科歴が思い出され、涙が出てしまいました。

「婦人科卒業」は、私よりも年齢が若い女性にとっては残酷な言葉になりうる可能性が高いものです。もちろん羽田医師はすべての患者さんにこのフレーズを伝えているはずはなく、結婚や出産について具体的に決めていない30代や40代の患者さんとは、じっくり話し合いながら方針を決めていくという話もしてくださいました。

つい先日は術後初めての血液検査や診察がありましたが、わずか3分程で終了。除去した子宮などは病理検査に出していただいていたのですが、御陰様で、それも問題はありませんでした。

2.6kg減に加えて、健康的な病院食のお陰で、計4.5kg減。さらに、かかりつけ医の言葉どおり、流れが良くなったからなのか、太りにくい身体に(いまのところ)なったようです。

「婦人科、卒業」…本当に感慨深いです。