寄り添うためのポイントは…

うつ世界住人の声

●病院のスタッフさんが、時間を気にせず話を聞き続けてくれた。命の恩人の1人。

●言語化することで、自分で自分を理解できることもあるので、ただ聞いてくれるだけでこころが癒される。

●話を聞いてくれるだけっていうのは、ものすごく助かるときがある。

●意見を言われたり、解決するための話し合いになってしまったりすると、余計に話したくなくなる。

 

寄り添うためのポイント1
うつの人にとって「話を聞いてくれること」は大きな支え

寄り添うためのポイント2
共感やアドバイスよりも、「ただじっくり聞く」ことが支えになる

 

※本稿は、『マンガでわかる!うつの人が見ている世界』(文響社)の一部を再編集したものです。

【関連記事】
【漫画】「部屋きれいになったね」と言われて落ち込む〈うつの人〉。「全てにおいて自分が悪い」と捉えてしまう彼らへの声の掛け方とは?
【漫画】うつの人に起こる『身体がとんでもなく重い』現象と、症状との付き合い方は?トイレに行くのにも強い意志が必要
【漫画】認知症の側からこちらはどう見えている?何度も同じことを聞かれたときの効果的な対処法

マンガでわかる!うつの人が見ている世界(監修:大野裕[認知行動療法研修開発センター理事長]、NPO法人地域精神保健福祉機構[コンボ] 漫画:工藤ぶち/文響社)

「うつの人の思いを十分すぎるくらいに代弁してくれている。当事者と周囲の人にとって大きな救いになると感じた」「自分にとっては、全編にわたってあるあるネタだった」
うつを経験した当事者の方々から、95%の共感を頂きました。

「うつの人が見ている世界」は、「わかりたいのにわかれない」「わかってほしいのに伝えられない」という、ご本人と周りの人の心のもやもやを軽減するために、うつを経験していない人でも、その感覚を想像できるような本を目指しました。