補聴器を使わないと会話が減る
年を重ね、まわりの音が聞こえにくくなったなと感じたら、なるべく早く補聴器をつけましょう。
聞こえにくいままだと、他者とのコミュニケーションがとりにくいと感じるようになり、会話がうまくできず、喜怒哀楽の感情の反応が起きにくくなります。
また、うまく会話ができないことから人と会うのが億劫になって出歩かなくなり、だんだんと社会的に孤立してしまうかもしれません。
家にいる時間が増えると、脳が新しい刺激を受ける機会が減るので、認知機能が落ちていき、認知症につながる可能性があります。
シンガポール国立大学を中心とした研究では、補聴器を使用している人は、補聴器を使用していない難聴の人に比べて認知機能の低下が19%ゆるやかになることがわかっています。