補聴器の使用はなるべく早いほうがいい

老化による難聴には、残念ながら決定的な治療法はありませんが、難聴を放置しておくのはリスクになります。

家族との会話のなかで「え?」と何度も聞き返すなど、コミュニケーションに支障を感じたら、補聴器をなるべく早くつけ、認知機能の低下を防ぎましょう。

また、補聴器に慣れるには時間がかかります。その人の聴力や生活に合ったちょうどいいレベルに調整するのも、補聴器に入ってきた音から言葉を聞きとれるようになるまでにも時間がかかるので、なるべく早めに使い始めることをおすすめします。

補聴器を購入する際には、本人にあった補聴器を見つけるために、専門的な設備や知識・技術をもった耳鼻咽喉科医(補聴器相談医)や認定補聴器専門店に相談しましょう。

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、ホームページ上で都道府県別の補聴器相談医の名簿を公開しているので、それを参考にしてみるのもよいかもしれません。

※本稿は、『認知症になる48の悪い習慣 - ぼけずに楽しく長生きする方法 -』(ワニブックス)の一部を再編集したものです。


認知症になる48の悪い習慣 - ぼけずに楽しく長生きする方法 -』(著:岩瀬利郎/ワニブックス)

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