早く解消するには、眼科で相談するのがベスト

頭痛や肩こり、全身の倦怠(けんたい)感が、100パーセント目の疲れからきていると断言することはできません。

しかし、おそらく一般の方が想像している以上に、さまざまな不調が目の疲れ由来である確率は高いのです。

『眼科医が警告する視力を失わないために今すぐやめるべき39のこと』(著:平松類/SBクリエイティブ)

どうしても解消できない不調に悩んでいるのなら、とりあえず目の疲れから対処してみる価値は十分あります。

そのためにも、まずは眼科も受診していただきたいところです。

眼精疲労の原因は、単に目の酷使だけでなく、メガネが合っていない、遠視が強い、ドライアイ、老眼など、さまざまなものが考えられます。

メガネが合っていない──例えば、パソコン作業や手元の作業が多い割にメガネの度数が強すぎると、「見えすぎる」ために目が疲れやすくなります。その場合は、弱めに調整する必要があります。

遠視が強い人は手元を見るのがつらいので、適切に補正できるよう遠視用のメガネを作る必要があります。さらにドライアイならば、ドライアイ用の目薬を使ったほうが早く楽になりますし、老眼ならば、もちろん老眼鏡を作るべきです。