(イラスト:太田裕子)
日常の何気ない会話、趣味に没頭する時間、人生で一度きりのイベント……人はどんな瞬間に幸福を感じるのでしょうか。読者の《幸せ》について聞きました(イラスト=太田裕子)

前編よりつづく

Q. 何をしている時に幸せを感じる?

●OL時代の友人との一泊旅行。
結婚、出産、離婚など、お互い状況は変化したが、「膝が痛い」「トイレが近い」などと言い合いながら、現地の食べ物、温泉、神社巡りを楽しむのが最高のひととき

(65歳・派遣社員)

 

 

●ふっくら鰻で作ったうな丼に、昆布から引いた出汁にお豆腐とあおさを入れたすまし汁、ナスとキュウリのぬか漬けを添える。
そして手を合わせて「いただきます」。天国のパパ、ありがとね

(92歳・年金受給者)
●けがや病気で夫が入院し、気がかりで毎日がつらかった。
私も体調を崩して寝込んでいた時期があったから、普通の食事を夫と笑いながら食べるのが幸せ

(52歳・専業主婦)

 

 

●行きつけのカフェで新聞の投稿文を考えている時。
地元の地方紙に投稿を始めて18年。年に20回ほど採用され、これまで370回出た。ボツのほうが多いから、掲載されるとさらにやる気が出る

(72歳・専業主婦)

 

 

●馴染みの店でおしゃべりをしながらナポリタンを味わうのが日課。
帰り際に店主からやさしく「気をつけてね」と声をかけられると心が癒やされる

(79歳・年金受給者)