便利なもの、安全なものより「使い慣れたもの」

<最新のポットが使いこなせず脱水症状に>

君江さん85歳、要介護1。ひとり暮らしです。週3回のデイサービスとヘルパーを利用し、在宅生活を続けられています。

5月の「母の日」が終わった訪問日。「孫たちがポットをプレゼントしてくれた」とニコニコ顔です。机の上に置かれた立派なポットを見せてくれました。

「このポットね、いくら待ってもお湯が沸かないのよ。新品なのにおかしいわねぇ」とおっしゃいます。スイッチの近くにある温度設定がチカチカと点滅していました。みどりさんは、フタについているスイッチを所かまわず押したそうです。

 

以前使用していたタイプは温度設定の機能がなく、湯沸かしと保温の簡単なものでした。新しい器具を購入する際は、ヘルパーにも相談がかかるといいのですが、今回のように「プレゼント」となるとなかなか難しく、慣れていただけるように工夫するしかありません。

こういった細かな温度設定等、多機能なポットは電源を抜くことでリセットできるので、それを繰り返し説明します。使えるようになるまで根気強く、丁寧にお伝えしながら一緒に取り組みます。