特定保健用食品を摂取するときに注意したいこと

健康増進効果が期待できる特定保健用食品ですが、摂取する際は注意が必要なこともあります。以下のポイントを押さえておきましょう。

・あくまで補助的に取り入れる

特定保健用食品は、あくまで補助的に取り入れるものです。特定保健用食品のみに頼らず、日頃からバランスの良い食事を心がけるようにしてください。

・一日当たりの摂取目安量を守る

特定保健用食品は、たくさん摂取すれば良いというものではありません。パッケージに記載されている一日当たりの摂取目安量を守るようにしましょう。

 

イメージ(写真提供:Photo AC)

・薬との併用は慎重に

特定保健用食品と薬を併用することで、薬の効果が弱まったり、副作用が強まったりする事例が報告されています。例えば、糖尿病の薬と糖の吸収を穏やかにする特定保健用食品を併用すると、低血糖を引き起こす恐れがあります。なんらかの薬を服用している人は、医師に相談しましょう。

・アレルギーに注意

過去に食品などでアレルギーを起こしたことのある人は、摂取を検討する際に医師に相談しましょう。例えば、キチンやキトサンが含まれる特定保健用食品の場合、原材料にエビやカニを使用しているため、甲殻類アレルギーの人は摂取を控えたほうが無難です。

・異変を感じたら速やかに摂取を中止する

一日当たりの摂取目安量を守って摂取した上で体調に何らかの異変を感じたら、速やかに摂取を中止して医師に相談してください。

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