疲れやすい人は便利食材を取り入れて
今すでに疲れを感じていたら、疲労回復に最もおすすめのメニューがあります。それは、豚肉を使った「肉じゃが」。疲労回復には、ビタミンΒ+抗酸化作用のあるアリシン、カリウム+アスパラギン酸の組み合わせが最強です。豚肉にはビタミンΒとアスパラギン酸が含まれ、じゃがいもにはカリウム、玉ねぎにはアリシン(と同様の働きをする成分)が含まれています。お互いの栄養素がサポートし合い、疲労回復物質をつくりだしたり、働きを助けるなどして元気にしてくれるのです。同じ材料で豚汁にすれば、発酵食である味噌も追加されるので腸内環境の改善にも効果を発揮します。
【3】不眠 入眠を促す「メラトニン」をつくりだす
食べるタイミングは朝・昼・晩、いつでもOKです
必須アミノ酸のひとつ、トリプトファンは、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンのもととなるセロトニンという物質を作ります。その際に必要なのがビタミンB6。夕方になるとそこからメラトニンがつくられ、良質な睡眠へと促します。カルシウムは気持ちを落ち着かせるので入眠効果が。
【4】免疫力低下 腸内環境を整える食材を意識して
足し算で好みの食材を組み合わせて
免疫力を司るのは腸。免疫力アップにはビタミンやミネラルが不可欠で、なかでも粘膜をつくる働きをサポートする亜鉛は積極的に摂りたいミネラルです。抗酸化ビタミンは免疫力低下の原因となる活性酸素を取り除きます。さらに胃腸の働きを整える食物繊維や乳酸菌をプラスして腸内環境を整えましょう。