今のうちにできることから始めておく
要・不要の仕分けでスペースが生まれたら、あらためて収納方法について考えます。なお、以下の過程は掃除を同時にしながら行ってもよいでしょう。
まず、物置は脈略なく押し込んでしまいがちな場所でもあるので、通路をしっかり確保するように意識を。そのうえでモノをケースにしまう時は、なるべく透明な衣装ケースなどを使うようにすれば、外から何が入っているか見えるし便利です。
また、物置の中で棚を使う際は、高さを意識して収納します。比較的よく使うものを中段、その次に使うようなものや重いものを下段、あまり使わない軽いものを上段へ入れるのが良いでしょう。
戸建ての庭にある大きな物置や、マンションの外に設置されている小さめの物置など、ご家庭によってサイズや仕様はそれぞれ異なると思いますが、前提として、不要なものを処分してスペースを作る、ということが大事なのは変わりません。
以上、11月の今、取り掛かりたい片づけについて考えてみました。
年末はゴミを処分する施設も込み合いますし、今のうちにできることから始めておくのがおすすめです。長年気になっていた庭や物置を片づけられたなら、気分もすっきり。身も心も軽く、年末年始を迎えられるのではないでしょうか。
『だから、50歳から片づける―「思い出のもの」は捨てなくていい』(CCCメディアハウス)
何があるかわからない時代。50を過ぎたらすぐ片づけるべき。人生の折り返し地点を過ぎたら、片づけたもの勝ち! 5年間で6000人以上の受講生にアドバイスをしてきた著者が語る50代ならではのモノの手放し方や増やさないコツ、ラクにできる収納。東日本大震災を経験した著者の非常時の備え、楽する家事習慣、家族の片づけなどなど、すぐできる具体的な解決策が満載。