最初から、成功の道、失敗の道にわかれているわけじゃない
なぜそんなことができるのか、不思議でたまりませんでした。そしてある日、私のへっぴり腰な態度に耐えかねたのか、同僚が、その不思議を解消する考え方を教えてくれました。
「君は、何ごとも片方の道を選べば成功、片方の道を選べば失敗してゲームオーバーになると思っていない?」
「あ、いや! そう感じるのは何も悪いことではないよ。だけど、もしその考え方が君にとって負担やプレッシャーになっているのなら、僕の気楽な考え方を聞いてみて」
「僕は自分の体験から、成功までの道のりをこう考えるようにしているんだ」
「最初から、成功の道、失敗の道にわかれているわけじゃない。まず目の前の道を進むしかない。そうすると、当然のようにいつもいくつか失敗があって、それらを乗り越えつつ進んで、はじめて成功にたどり着くって感じ」