「19歳のときに初めて主演をやらせていただき、今までにない責任の重さや、作品を面白くしたいという気持ちを強く感じて、役者としての意識が芽生えたように思います。」(撮影:宅間國博)

今作の演出は、これまで映画『銀魂』などでご一緒させていただいた、福田雄一さん。福田さんからは、「俺の舞台だから気楽にやってよ」と言っていただいて、少し安心していたのですが、今は「気楽になんてできるわけない!」と思っています。

福田さんもそうですが、井上さんも稽古場でいろいろな球を投げ合いながら作品を作りあげていく方なのかな、と感じています。この空気感なら、絶対に面白い作品になるはずです! 物語も、歌も踊りもすごく魅力的なので、みなさんには大いに笑って、楽しんでいただきたいです。

 

最初は一生続ける仕事ではないと思っていた

僕は15歳のときに、母が応募した事務所のオーディションに入賞して、この仕事を始めました。もともと強く憧れて入った世界ではなく、最初は一生続ける仕事ではないと思っていたんです。

でも、19歳のときに初めて主演をやらせていただき、今までにない責任の重さや、作品を面白くしたいという気持ちを強く感じて、役者としての意識が芽生えたように思います。