指定された番組を聴き、感想や意見のレポートを提出する仕事。(写真はイメージ。写真提供:photoAC)
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番組モニターのバイト

コロナのせいか年齢のせいか、派遣の仕事が急になくなった一昨年、思い切ってラジオの番組モニターのアルバイトに応募してみた。指定された何本かの番組の中から、自分の食指が動く番組を聴き、その感想を書いて送付。

待つことおよそ1ヵ月、めでたく採用との通知があり小躍りして喜んだ。1年間の番組モニター契約である。指定された番組を聴き、感想や意見のレポートを提出する仕事。月あたり4〜5本こなし、報酬は2ヵ月で1万円だった。

無事に1年やり遂げた私は気をよくし、次なる番組モニターの仕事をネット検索。ちょうど募集中だったテレビモニターに応募してみると、こちらも無事に採用された。

今度は月10本で1万5000円の毎月払い。仕事内容にほとんど違いはなかったが、ラジオは手書きで郵送だったのに対し、テレビはインターネットでのやりとりだった。

ほかに仕事のあてもなく、書くことは大好きなので、モニターの仕事に恵まれたことは僥倖だった。だが、先日応募したモニターには不採用との通知が。ガーン。私のアイデンティティと固定収入が失われることになってしまった。

今後はいったい何を生きがいにしていけばいいのやら。局によってはモニター会議に参加する場合もあるし、報酬も千差万別のよう。書くことが好きな方には、ぜひお勧めしたいバイトです。


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