新春の今こそ片づけたいモノとは(写真提供:Photo AC)
着なくなった服が押し込まれたクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、これまでに7000人以上の受講生へアドバイスをしてきた人気整理収納アドバイザー・阿部静子さんは「何があるかわからない時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授。今回は「新春にふさわしい片づけ」です。

なぜ「今年こそ!」で終わってしまうのか

2024年がスタートしました。今年も連載を通じ、ラクにできて効果的な片づけ術をお伝えしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて新年を迎え、「今年こそ片づけたい!」と思っている方も多いのではないでしょうか。年初にせっかく生まれたやる気、今年こそ味方に付けたいものです。

でも、もしかすると「毎年同じことを考えているけど一向に片づかない…」という方もいるかもしれません。

そんな方におそらく足りないモノ、それが<目標>です。

ここで「片づけたあとにどんな暮らしをしたいのか」という具体的な目標を立ててみましょう。これはつまり、手を動かして片づけ始めるより前に、まずは理想の暮らしを思い描いてみる、ということです。