NHK大河ドラマシリーズや映画など、様々な形で現代まで語り継がれてきた日本の歴史。しかし、日本博識研究会によると「中学や高校で学んだ日本の歴史の常識は大きく変わっている」そうで――。そこで今回は、日本博識研究会が日本史の「新常識」をまとめた著書『あなたの知らない日本史の大常識』から「清少納言と紫式部の不仲説」についてご紹介します。
清少納言と紫式部は犬猿の仲だった?
女流文学が隆盛を極めた平安時代。
その中心が『枕草子』の清少納言(せいしょうなごん)と『源氏物語』の紫式部(むらさきしきぶ)である。
このふたりの才女、俗説として“仲が悪かった”とされるのは、その対照的な性格ゆえだろう。