若くても気づかいが出来る落ち着いた人がいる反面、年齢を重ねていても、幼稚で自己中心的な人もいたりします。一方「あの人は大人だとまわりから言われる人には、自然と人が集まってくる」と話すのが、働く人を元気づけるベストセラーを輩出してきた作家・有川真由美さん。今回、有川さんの新著『30歳でも大人な人 50歳でも子供な人―人間関係も仕事も全部うまくいく大人になる97の方法』から、信頼される大人になるための方法をご紹介します。
「自分を認めてアピール」が強過ぎる人は、自分自身を認めていない
SNSの世界では「私を認めて」「褒めて」「肯定して」「わかって」といった承認欲求があふれているようです。
人から認められたいという気持ちはだれにでもあるもの。
ですが、簡単に他者とつながれるSNSというツールは、「いいね」の数を競ったり、コメントが少ないと不安になったり、これみよがしに幸せ自慢をしたり……と認められたい欲求が暴走して、幼稚な心が育まれやすい環境なのです。
いえ、現代社会のなかではつねに評価に晒されていて、人に認められないと、自分は価値がないと考えてしまいがち。