(写真提供:Photo AC)
若くても気づかいが出来る落ち着いた人がいる反面、年齢を重ねていても、幼稚で自己中心的な人もいたりします。一方「あの人は大人だとまわりから言われる人には、自然と人が集まってくる」と話すのが、働く人を元気づけるベストセラーを輩出してきた作家・有川真由美さん。今回、有川さんの新著『30歳でも大人な人 50歳でも子供な人―人間関係も仕事も全部うまくいく大人になる97の方法』から、信頼される大人になるための方法をご紹介します。

正論を振りかざす人にならない

「これはあなたの仕事ですよね」
「約束しましたよね」
「締切は守ってもらわないと」

などと、編集者さんから正論で追い詰められたら、気の小さい私は「わかっています。私が悪いんです」と平謝りになって萎縮してしまうでしょう。

私の担当編集者はみな、「なんとかなりますよ」などと笑って、陰で黙ってスケジュール調整をしてくれる方ばかりなので、一層、申し訳ないと反省するのですが。

正論で追い詰めるのは、冷酷なコミュニケーションだと思うのです。