長年にわたり、誰にでもできる簡単でおいしいレシピや調理のアイデアを提案してきた、料理研究家の大庭英子さん。70代を迎えた大庭さんが、ひとり暮らしのシニアに向けて、ラクで楽しいひとりごはんを提案したレシピ本『71歳、ひとり暮らし。愉しい定食 さっと作ってゆったり味わう』より、「ひじき入り卵焼き定食」のレシピをご紹介します(取材・文/松原京子)
冷めてもおいしいから、作りおきOK
今日は軽めの食事にしよう。そんなときは肉や魚介をなしにして、卵料理を主菜にすることがあります。
卵は完全栄養食品といわれているほど栄養が豊富で、欠けているのはビタミンCと食物繊維くらい。タンパク質の必須アミノ酸バランスが非常によいため、良質のタンパク源といえます。
私はもともと卵好き。毎日食べても飽きませんが、和食の主菜としてよく作るのは卵焼き。1回に2個を目安に作りますが、卵焼きにすると冷めてもおいしく、だし巻き卵を作るより簡単。
ここではひじきを混ぜて仕上げましたが、刻んだわかめやもみ海苔を入れるなどバリエーションも無限大。
副菜は、炒めたなすとピーマンをごまみそであえた小鉢。味にボリュームがあるので、ご飯がすすみます。ご飯はじゃこと青じそを混ぜただけのものですが、これだけで手をかけた気分に。お弁当仕立てにしてもいいですね。