さまざまな美容広告やSNSの普及によって「自分の容姿に自信がない」「おしゃれな人のマネをしても、なぜかしっくりこない」といった悩みを抱える人が増えています。そのようななか、ジュエリーデザイナーのMIZUKIさんは「『自分なりのキレイ』を体現している人は『美学』と『センス』を持っている」と語っています。そこで今回は、MIZUKIさんの著書『センスのいい人だけが知っている「自分なりのキレイ」のつくりかた』から、一部を抜粋してご紹介します。
自分も、容姿に自信がない人だった
私はAPARTRY(アパートリー)というジュエリーブランドを運営するデザイナーのMIZUKIと申します。
普段はWEBやプロダクト、紙媒体などのデザインを本業にしており、会社員としても10年以上ジュエリーやインテリア、コスメなどあらゆる業界のデザインに携わってきました。
その傍ら、SNS上で美容や美しいもの、考え方について発信をしているのですが、そんな私がこの『センスのいい人だけが知っている「自分なりのキレイ」のつくりかた』を書くことにした理由は、SNSを通じて多くの人が「自分の容姿に自信がない」と悩んでいることを知り、力になりたいと思ったからです。
何を隠そう、私も「容姿に自信がない人」でした。
小学生の頃から、四方八方に伸びゆく無重力スタイルの癖毛で、ツヤツヤストレートヘアの人に存在する“天使の輪”とは無縁。5回ブリーチした後に黒染めでもしたかのように、傷んで見えるちぢれ毛でした。
顔にはギョッとするほどのそばかすが広がり、吊り上がった目は奥二重で小さく、歯並びはガチャガチャ……!
山と田んぼに囲まれたド田舎で生まれ育ち、ファッションセンスは皆無です。