厚生労働省が公表した「令和4年 国民健康・栄養調査」によると、1日の平均睡眠時間は、6時間以上7時間未満の割合が最も高いそう。そのようななか、上級睡眠健康指導士・角谷リョウさんは「睡眠不調を招くのは、日本人であるがゆえだったり、日本が睡眠にあまりにも適さない環境にさらされていることだったりが大きな原因」と語っています。そこで今回は、角谷さんの著書『超熟睡トレーニング: 15万人の“日本人”のデータを集め、睡眠改善をしてきた「上級睡眠健康指導士」だけが知っている』から一部引用、再編集してお届けします。
マットレスは材質や価格よりも「広さ」を重視する
マットレスの役割は「睡眠場所を確保すること」。つまり「広さ」が重要になります。
実は高さや固さや値段は、さほど重要ではありません。
多少固めぐらいがいちばん眠れるというデータもあるにはありますが、それよりも重要視すべきは「マットレスの広さ(特に幅)」です。
「広くて寝返りが打てるか」というのが、最も注目すべきポイントになります。