「『日々、ためす、楽しむ』。これこそが、若々しさの秘訣です」そう語るのは、著者累計1000万部を超えるベストセラー作家であり、長年高齢者医療の現場に携わる精神科医・和田秀樹先生。そんな和田先生の著書『60歳からはわたしらしく若返る: 一生、元気に美しく年を重ねられる365のヒント』から一部引用・再編集し、「脳・心・体に自信を持ち続けるために取り入れたいこと」を、当連載にてご提案します。今回のテーマは「終の棲家について考える」です。
終の棲家について考える
老後、どこで暮らすか、どこで死ぬかはとても大事なことです。
終の棲家を決めて引っ越しをするなら、できるだけ60代のうちに行えるように考えておきましょう。
体力もさることながら、70代、80代は脳の機能の低下も含め、新しい環境に慣れるのが難しくなるからです。
子どもと一緒に暮らすという決断も同様です。
年をとってから、離れて暮らしていた子どもと突然一緒に暮らすのは、意外と大変なことです。お互いにストレスを抱えて、うまくいかないケースも珍しくありません。