ゲストの大久保佳代子さんと小木博明さんは、同じ事務所の先輩後輩として親しい間柄。かつてこの連載でも、大久保さんの小木家への頻繁な出入りを、光浦靖子さんが指摘していたことがありました。実は大久保さんは、“ある計画”を立てているのです。しかしそれを聞くと、清水ミチコさんはただちに反対して……(構成=南山武志 撮影=木村直軌)
いい感じでヌケてきた
清水 会うなりこんなことを言うのもなんだけど、最近ふたりともラクそうに仕事をしていて、いい感じだよね。特におぎやはぎは、ラジオからも気を張ってる気配がまったく感じられない。(笑)
大久保 確かに、「おぎやはぎの仕事の仕方が一番いい」ってまわりも言ってますね。車とか美術館めぐりとか、趣味が仕事になってるし、キャンプしてるだけの番組もあるでしょ。
小木 「キャンプしてるだけ」じゃないけどね(笑)。(大久保さんを見ながら)なにせうちの事務所のトップがこれですから、後輩たちも、肩の力を抜いて働けるんじゃないですか。
清水 さっそく先輩を「これ」呼ばわりしてる(笑)。最近の女芸人はみんな優しいし、大久保さんも、仕事でしんどい思いをすることが減ってきた?
大久保 それはやっぱり、パイオニアである清水さんや野沢直子さんの世代が優しかったからですよ。そもそもいじられやすい側が芸人になることが多いから、芸人はみんな心優しいのかもしれませんね。
小木 結局、忙しさがピークになると、気持ちがギスギスしてくるわけです。大久保さんだって、『めちゃイケ』の頃は追い込まれていくようなこともあったんじゃない?
大久保 もう忘れかけてるけど、そうかもね。
小木 そういうギスギスが、なくなりました。
大久保 清水さんの言う通り、実際私はいま、ラクに生きてるんですよ。だって、髪の毛洗わなくなりましたから。
清水 え?
大久保 無理して、毎日髪の毛を洗う、ということをやめてみた。で、今日会うのはこのメンバーだから洗わなくていい、とジャッジを下して。
小木 だからちょっと脂っぽいのね。
大久保 その日、髪を洗うかは相手を見て判断する。
清水 サイテー。(笑)