「自律神経を整えたらココロもカラダも調子がよくなって、表情も明るくなって、パフォーマンスもアップする」と話すのは、自律神経の名医・順天堂大学医学部の小林弘幸教授。そこで今回は小林教授の著書『オトナ女子の不調をなくす自律神経整え方BOOK ココロとカラダをお手入れする100のコツ』から一部を抜粋し、<不調をなくす自律神経の整え方のコツ>をお届けします。
食事にしっかり集中する
● 食べることに集中するだけで、自律神経を整える効果がある。
● 今ここにある現実だけに目を向けること=マインドフルネスとなり、過去の後悔や未来の不安も手放す。
● 不思議なくらい体が軽くなり、心が穏やかになり、頭も冴える。
仕事のことはひとまず置いて食べることに集中しよう
昼食をとりながら、つい「あ、今朝はあれを忘れた」とか「午後はまだまだ仕事が山積みだな」などといった雑念が浮かんでくることはありませんか?
何か別のことを考えながら食べていると、胃液の分泌も腸のぜん動運動も弱くなり、うまく消化できなくなります。せっかくとった食事も心身のエネルギーに変わってはくれません。
また、食べることに集中すると自律神経が安定します。食べ物の見た目、匂い、味、食感の1つひとつを集中して味わうことです。そうするといつのまにか雑念がすっかり消え去り、心の中は食事の楽しさで豊かに満たされていきます。