(イラスト:いしやま暁子)
脳の機能を長く維持する近道は、体が喜ぶ生活習慣を心がけること。今日から取り入れられる、簡単で効果的な方法を伝授します(構成:村瀬素子)

「習慣3・運動」「習慣4・食事」よりつづく

【習慣5】日中の過ごし方が睡眠の質を変える

脳は睡眠中、日中に得た記憶を整理して定着させるほか、アルツハイマー型認知症の原因物質であるアミロイドβを除去します。睡眠不足が続くとこうしたメンテナンスが十分に行われず、脳の働きが低下する恐れがあるのです。

個人差はあるものの、十分な睡眠の目安は6~7時間。ぐっすり眠れないという人でも、日中の過ごし方次第で睡眠の質を上げることができます。

起きたらまず、朝日を浴びて体と脳を覚醒。日中に十分活動し、適度に疲労することが重要です。体温が高いと眠気が遠のくので、お風呂の温度はぬるめに設定して。

就寝2時間前から、ブルーライトを発するスマホやテレビを見るのは控えましょう。

寝る1時間半ほど前に、ゆるやかに深部体温を下げるストレッチ(次のページ)を行うのも効果的です。寝室は、少し涼しいと感じる温度と適切な湿度に保って。

毎日同じ時刻に起床・就寝するのが理想ですが、無理に寝ようとするとかえってストレスに。照明を落とした部屋で読書をしたり、小音量で音楽を聴いたりして、眠くなるまで穏やかに過ごしましょう。