「同居生活は想定外の出来事でしたが、安心感を覚えたのは確かです。知らず知らずのうちに無理をしていたことにも気づかされました」(撮影:川上尚見)
かつては家族8人で暮らした自宅で、一人暮らしをしていた浜美枝さん。60代、70代……と住まいの〈ダウンサイジング〉を続けてきたそうです。10年前からは息子さん家族と同居を開始。82歳になった浜さんが思う今の自分に合った〈ちょうどいい〉暮らし方とは(構成:丸山あかね 撮影:川上尚見)

前編よりつづく

リフォームして気づいたこと

こうして一人で暮らすための環境を整えましたが、10年ほど前から次男家族と同居しています。なぜ彼が箱根に戻りたいと考えたのか尋ねたことはないのですが、おそらく私のことを案じてくれたのでしょう。

長男はイギリスで暮らしていますし、娘たちもそれぞれの生活がある。2018年に他界した夫は当時、八丈島に移住していましたので。

いずれにしても同居生活は想定外の出来事でしたが、安心感を覚えたのは確かです。知らず知らずのうちに無理をしていたことにも気づかされました。

たとえば家族で使っていた大きめのお風呂は、まだこれで大丈夫だとリフォームしていませんでしたが、同居を機に、1階の押し入れがあった場所に自分専用の小さなバスルームを作ったのです。

これによって、すべて1階の自分のスペースで生活できるように。とても快適になり、今までお風呂が小さなストレスになっていたことが浮き彫りになりました。