(写真はイメージ。写真提供:Photo AC)
患者が自分に合う病院を選びやすくなる「かかりつけ医機能報告制度」が、2025年4月から実施されています。そんな中で、30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わってきた和田秀樹先生は「医者の言うことを妄信していては、かえって命を縮めることになりかねません」と指摘します。そこで今回は和田先生の著書『医者の言うことを聞いてはいけない』より一部を抜粋し、和田先生による「本当に長生きできる」心得をご紹介します。

いい病院にかかるには

できるだけいい病院にかかりたいのであれば、自分で調べることが大切です。インターネットの口コミをチェックするのはもちろんのこと、知人や近所の人たちから入る噂も、忘れずにインプットしてください。

たいていの病院は、周りに聞けば、すでに誰かしらかかったことがあるものです。近所づき合いなどがなくても、会社関係などで、同じ病気や似た病気に罹って、その病院で治療した経験のある人はいるはずです。そういった人たちから聞く生の情報は、とても当てになります。積極的に耳を傾けましょう。

病院を決める際は、まず各病院のホームページで「治療実績」(過去1年間の手術件数など)から、ガンをはじめ各病気の治療経験を調べます。これは大事なことなので、パソコンが苦手な場合は、家族や友人のかたに手伝ってもらってでもやりましょう。たとえば、何らかの手術を受ける場合、最近では多くの病院がホームページで「手術件数」を公表していて、数が多い病院ほど、その手術に習熟していると言えます。ある程度目星をつけたら、医者ごとの手術件数も調べてください。たとえば、心臓外科の場合、「年間200例以上の手術」が名医と呼ばれる条件とされています。

一方、治療実績が少なかったり、公表していなかったりする病院は要注意です。かかる病院の候補からは、はずしたほうが安全です。