(写真提供:Photo AC)
「家は広いはずなのに、モノが溢れていて広く感じない…」そんな経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。85平方メートルの家に住んでいた主婦ブロガー・大木奈ハル子さんは、10年間で5回の引っ越しを行い、現在は25平方メートルの家で快適に過ごしているそう。そこで今回は大木奈さんの著書『小さく暮らす: 25平方メートルのゆたかな生活』より一部を抜粋し、「狭い部屋でも快適に生きるコツ」をお届けします。

保存食と防災グッズは「わが家流」で備える

かつては「どうにかなるさ」と、非常時の備えには無関心でしたが、防災グッズや備蓄に真剣に向き合うようになりました。

そのきっかけは、コロナ禍のトイレットペーパー不足です。当時はストックを持たず、最後の1個になったら買い足すスタイル。コロナ禍でも、トイレットペーパーを求めて行列に並ぶ人たちを冷笑し「そのうち手に入るだろう」と楽観視していました。しかし、なかなか入荷せず、最終的には電車で遠方まで買い出しに行く羽目に……。

この経験から、政府も推奨している1カ月分のトイレットペーパーを備蓄することにしました。少しでもスペースを取らないように、3倍巻きタイプを選ぶのがささやかな工夫です。

次に用意したのが携帯トイレです。夫は持病で免疫力が低下しているため、断水時に共同トイレを使うのは感染症のリスクが伴います。国の指針では、1人あたり1日5回・1週間分の備蓄が推奨されており、わが家でも2人暮らしの1週間分にあたる、70回分以上を確保しました。