飲茶に点心、餃子とバラエティ豊かなコースが人気
緑鮮やかなほうれん草に載せた真っ赤な唐辛子も愛らしい、鳳凰の目をかたどった蝦蒸し餃子。一方の蒸籠には、カリカリに揚げた千切りポテトをトッピングした、豚とポテトの焼売がちんまりと鎮座する。そんな、まるでお菓子のような点心を楽しませてくれるのがここ恵比寿「李白」。今年の9月にオープンしたばかりの注目店だ。
夜は四川料理と飲茶を融合させたオリジナルコースが話題だが、ランチには人気の飲茶をメインにしたコースを用意。先の蒸し点心のほか、エビワンタンや焼き生煎包などの点心が2種、そして自慢の“スープ餃子”と、バラエティ豊かな内容だ。
このスープ餃子も四川と広東のコラボメニュー。餃子の具に鶏肉やフカヒレが入った餃子自体は広東風の仕立てながら、ベースのスープには四川の高湯(ガオタン)を使用。高湯とは、鴨の手羽や豚スネに金華ハム、干し貝柱などでとる高級スープのことで、広東の上湯を思わせる金華ハムの熟れた塩味と旨みは感じさせつつも、よりどっしりとして複雑な味わいが印象的だ。
そして、締めくくりにはぜひ担々麺を。麻布十番の名店「飄香」出身のシェフの実力のほどがうかがえる逸品だ。
李白 RIHAKU
●東京都渋谷区恵比寿3-30-12 Mercury EBISU 1F
電話03・6721・9210 11:30〜14:00(L.O.)、18:00〜20:30(L.O.)、水曜休 18席 個室(6名まで)1室
●昼/飲茶コース3800円、料理コース5500円のほかクイックランチ2000円も 夜/李白コース1万円
●アクセス/JR山手線、埼京線恵比寿駅東口より徒歩10分。恵比寿スカイウォークを抜け恵比寿ガーデンプレイス手前を左折し直進。ヱビスビール記念館の角を右折し30mほど先、左手にあるコインパーキングの角を左折した奥