健康の秘訣は趣味にあり
7月に82歳になりました。おかげさまで元気に過ごしております。
今でも、昔から大好きなスロットをして、お仕事もやらせていただいて、無理なく気ままに暮らせています。そんな私を家族やスタッフが気に掛けてくれるので、不安も不便も何もないんです。本当にありがたいことですね。
先日、写真誌に「中村玉緒、パチンコ通い」なんて報じられていましたけど、私としては「それが何か?」という感じ。今日もこれからスロットをしに行くんです。ぐふふふふ。時間が空いたから行くのと違います。最初からスケジュールに組み込んでるんです。夕方に1時間ほどスロットをして帰ると心がすっきりして、よぉ寝られますから。私にとってスロットは精神安定剤みたいなものなんですよ。
麻雀も昔から好きで。指先を使うとボケ防止になると言いますしね。私はスロットのレバーは右手で操作する、麻雀牌は左手で取る……つまり全身運動になっているわけで(笑)。これが健康の秘訣だと思っています。
幸いなことに内臓はなんともないんですけど、脚がねぇ。ある時、右脚が痛くて歩けなくなりまして、人工股関節全置換術を受けました。手術して3年になりますが、今年中にまた検査しに行くんです。だってひとりで出歩けなくなったら困るんですよねぇ。私は家にじっとしていることができまへんねん。
誰だって家にじーっとしてたら、ええこと考えないのと違いますか? 「この先、どうなるのだろう」とハラハラしたり、「あの時、こうすればよかった」と後悔してはため息をついたり。けど落ち込んだところで何も解決しません。未来のことは誰にもわからない。過去は変えられない。だからクヨクヨ考えない。それが一番なんですよ。
コロナによる自粛中は嫌でも家に引きこもっていたでしょう?
モヤモヤする時は友達と電話で話すこともありました。同世代のお友達では五月みどりさん、水谷八重子さんとか……。みなさん潑刺としておられますので、ちょっと声を聞くだけで刺激をいただいて、私もまだまだイケると思えてくる。持つべきものは友達だなとつくづく思うのです。