世界的な感染症の拡大、超高齢社会、地球温暖化……。先の見えない不安の多い時代に、よすがになるものは何でしょうか? 不自由で困難な時代も凜としてたくましく生きてきた作家や女優たち。105年の歴史を持つ『婦人公論』で語られた彼女たちの言葉は、挫けそうになったあなたの心の支えになるでしょう(イラスト=マツモトヨーコ)
作家 佐藤愛子さん
私に言わせれば、
人生は安泰でなくとも、
たとえ波瀾続きであっても面白いものだし、
それなりの生き方が必ずあります。
不如意なことは力が出るチャンスです。
幸福とは何か?
いい時も悪い時も
腐らず怨まず嘆かず、
どんな時でも平然としていられる
ことだと私は思っています。
(2011年7月7日号より)