紫苑さん「華やかな時期にこそ、お金を使わないでセンスを磨く絶好のチャンス!」(写真提供:著者)
母子家庭で、二人の子どもを育てながらフリーランスで仕事をしてきた71歳のひとりシニア・紫苑さん。そのため年金の額は月に5万円ですが、お金を遣わなくても安心して暮らすための工夫の数々をブログに記すと話題となり、楽しい毎日の様子は新聞やテレビなどでも紹介されるようになりました。その紫苑さんの節約術を日々の暮らしとともに紹介していくのが当連載。第3回のテーマは「節約しながらセンスを磨く方法」です。

買い物の“嵐”月間突入

12月は師走と呼ばれ、煤払い、つまり大掃除や畳変えや障子の張替え、お正月の準備のお餅つきの段取りなどでかつては忙しかったものです。

そんな師走もいつしかお勤めの人にはボーナスの季節となり、「自分へのご褒美」という甘い言葉もよく耳にするようになった今では、日ごろの財布の紐の硬さも「まっ、いいか」と緩みがちに。

街を歩けば、イルミネーションの華やかさとともに赤、緑、黄色とクリスマスカラー一色に染まった先で、プレセント合戦やお歳暮が。人の流れに乗ってお金はあっちに行き、こっちに行きと、誘惑が至るところに隠れています。

いえ、街だけではありませんね。ネットを開けばこちらも年末セールや何パーセント還元とか、やはりお誘いの嵐。結果として、12月は今や一年で一番お金を使う月になったのかもしれません。

そんな買い物の“嵐”月間を、なるべく無駄遣いせず、無事に通り抜けることができるでしょうか?