先日京都に足を運んだ紫苑さん。そこで京都人と自分の生活との、意外な共通点を発見したそうで――(写真提供:著者)
母子家庭で、二人の子どもを育てながらフリーランスで仕事をしてきた72歳のひとりシニア・紫苑さん。そのため年金の額は月に5万円ですが、お金を遣わなくても安心して暮らすための工夫の数々をブログに記すと話題となり、楽しい毎日の様子は新聞やテレビなどでも紹介されるようになりました。その紫苑さんの節約術を日々の暮らしとともに紹介していくのが当連載。第15回のテーマは「京都人との共通点」です。

京都の「始末」という言葉について

1000年以上前から都として栄えてきた京都。

京都で暮らす人の暮らしの特徴として「堅実」。それを言い換えた「始末」という言葉があるそうです。

先日、あるお誘いをいただいて行ったとき、その「始末」が、私の節約精神と通い合うところがある、と京都の方から言われて意外な気がしました。

プチプラ節約生活も、京都の言葉で翻訳されると、なにやら古式ゆかしき、優雅な行為にも思えるから不思議です。