(写真はイメージです。提供:photoAC)
歌人の俵万智さんとシンガー・ソングライターの吉澤嘉代子さんが選考委員を務める、社会や家庭で日々奮闘する女性を応援するため創設した短歌賞「おしごと小町短歌大賞」。惜しくも受賞を逃したが、審査員2人の印象に残っている作品とは――。

短歌が変える私たちの現実

日々社会で奮闘する女性を応援するため、「働くこと」をテーマに短歌作品を募集する「おしごと小町短歌大賞」が開催されました(2022年度主催・大手小町、協力・中央公論新社)。

選考委員を務めたのは歌人の俵万智さんと、学生時代から短歌に親しんできたシンガー・ソングライターの吉澤嘉代子さん。保育士、医師、秘書、事務員、編集者、就活生……と、さまざまな仕事の現場から、「今」を鮮やかに映しとる作品が計4574首も届きました。

俵さんも吉澤さんも「いい歌ばかりで、落とすのがもったいない!」と嬉しい悲鳴をあげながら、大賞・俵万智賞・吉澤嘉代子賞を決定しました。ここでは、最終候補まで残った作品と受賞作をめぐるお二人の対話をお楽しみください。