「海外での撮影は新しいことずくめでした」(撮影:浅井佳代子)

 

現在発売中の『婦人公論』2023年9月号の表紙は、女優の南果歩さん。趣味のバンド、自伝的エッセイ、アメリカ制作のドラマ出演と、ここ数年《初体験》が続いたという南さん。目の前の仕事に一転集中するタイプだそうで……。発売中の本誌から、特別に記事を先行公開いたします。(撮影=浅井佳代子 構成=篠藤ゆり)

《初体験》が押し寄せて

私の人生、いろんなことが起こるんです。神さまが作ったシナリオが、まあ面白い(笑)。ここ数年は、《初体験》が押し寄せています。

趣味のバンド活動でライブ、自伝的エッセイを書き下ろし、アメリカ制作のドラマにオーディションを経て出演……。目まぐるしくも、身をゆだねて楽しんでいます。

海外での撮影は新しいことずくめでした。マネージャー経由で連絡が来る日本と異なり、制作の方が私に直接メールを送ってくる。スタッフの様子も見えて新鮮でしたが、やりとりは英語なので、約2ヵ月間必死でした。

そしてこのドラマがきっかけで、今度は韓国制作の映画と舞台『そばの花咲く頃』で主演することに。映画は日本語ですが、舞台は全編韓国語なので、今から戦々恐々としています。(笑)