桂文我さんとの共演をきっかけに、「あさたろう」を浪曲調で読み語るイベントを各地で開く。股旅姿の衣装や提灯などの小道具は「何度も借りるのは不経済だろう」と貸衣装屋さんに諭され、浅草の専門店で買いそろえた
講演やイベントで股旅姿に扮するうちすっかり着物が気に入って、今では日常も着流し姿に。たすきをかけたら制作開始(撮影:大河内禎)
「ねぎぼうずのあさたろう」シリーズは、ねぎ畑から飛び出したあさたろうを中心に野菜たちが大活躍する。上/『ねぎぼうずのあさたろう その1』(福音館書店、1999年) 下/黒柳徹子さんをモデルに生まれた女親分「火の玉おてつ」。『同 その4』(2003年)より
あさたろうが草津から故郷・秩父を目指すシーンで、シリーズは2020年に完結しているが、今も飯野さんのもとへは「中山道へんはいつ出るのですか」という幼い字のファンレターが届く
旅芸人の世界や自然とともに生きる暮らしなど「失われつつあるもの」を絵本で伝えたいと語る飯野さん。上/幼い頃に観た芝居小屋を再現した『つぎのかたどうぞ しおきちくんのたびにっき』(小学館、2014年) 下/里山の暮らしを生き生きと描いた『みずくみに』(小峰書店、2014年)
宮崎で開いた「あさたろうの旅姿ワークショップ」で、参加した子どもたちと