後悔しながら過ごす人生は楽しいものではない

確かに数十年以上、喫煙や深酒、不摂生を繰り返したことのハンディキャップはあります。一度衰えた体の機能―たとえば糖尿病でダメージを受けた腎機能や、喫煙で傷めた肺機能が元通りの健康な状態に戻るかと言われたら、答えはNOです。

それを可能にするために研究が進められているのが再生医療ですが、前述のように、現実味はありません。

けっしてだらしない生活をしていたわけではないのに、生活習慣病にかかることもあり得ます。ただ、だからといってこれまで通りの生活をしていたら、体の状況は悪くなるばかり。

そうしているうちに、まるで時限爆弾が破裂するかのように大病を患い、大ダメージを負うのです。

ですので、できる限り大ダメージを負ってから後悔することがないようにしましょう。後悔しながら過ごす人生はけっして楽しいものではありません。

「このままではよくないかな」と思い立ったときに悪習慣を断ち切ってください。

 

※本稿は、『その選択が健康寿命を決める』(マイナビ出版)の一部を再編集したものです。


その選択が健康寿命を決める』(著:森勇磨/マイナビ出版)

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