野菜の価格が高騰している今、冷蔵庫に中途半端に残ってしまった野菜でも捨てずに使い切りたいもの。そんなときは「野菜うま塩ごはん」がおすすめです。あまった野菜でおいしく作れて、しかも作り方はとても簡単。料理酒を使って作るため塩味がきつくならず、失敗しづらいのもポイントですよ。
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余り野菜で簡単に作れるのが魅力
野菜うま塩ごはんとは、野菜と料理酒を混ぜて炊いたごはんのことをいいます。
材料の基本は野菜、米、水、料理酒です。作り方はとても簡単で、研いだ米に料理酒を入れ、水を加えて規定の水分量にして、野菜を加えて炊飯するだけ。
余り野菜は量も少なく、数種類入れても失敗しないため、どんな野菜を使ってもOKです。料理酒を入れることで味の調和が生まれ、お互いが邪魔することなくおいしく仕上がります。また、料理酒はもともと、肉や魚などタンパク質の味を引き立てるので、お好みで鯖の味噌煮込みや蒲焼きの缶詰などを入れてもよいでしょう。
管理栄養士で医学博士の本多京子先生によると、おすすめは「まるごと野菜のうま塩ごはん」。1本だけ残ったニンジン、サツマイモなどを皮ごと投入します。
ニンジンは皮のところに栄養がありますから、そのままポンと炊飯器に投入してください。炊き上がった頃には、ニンジンがホロホロになるので、しゃもじでかき混ぜるだけで、あざやかなニンジンうま塩ごはんができあがります。
野菜をまるごと入れて炊けるので、芯や皮など固いところからもうまみを引き出すことができます。