幸いにも目はいいのです

先日は1万円弱で杖を買いましたけれど、杖代の医療費控除も受けられないそうです。

杖があれば通院ができるなど、治療に必要なものなら認められるかもしれませんが、私の場合はダメ。

ただ仕事で外に出ることが多いので、税理士さんが必要経費として申告してくださいました。

幸いにも目はいいのです。2~3年前に初めて眼鏡を作りました。

ちょっと乱視があるものだから、ひとりでフラフラ出歩いているとき駅のホームで行き先の表示が見えにくくなったのです。

寝転んで新聞や本を読んだりするくらいなら、眼鏡は一切いりません。

あれやこれや、本当に、老いるとはお金がかかるものですね。

※本稿は、『老いの地平線 91歳 自信をもってボケてます』(主婦の友社)の一部を再編集したものです。


老いの地平線 91歳 自信をもってボケてます』(著:樋口恵子/主婦の友社)

老いのトップランナー・91歳の評論家 樋口恵子さん。
脳科学者・瀧靖之教授(東北大学加齢医学研究所)から「樋口さんの生活・習慣は、脳によいことばかりです!」と絶賛された暮らしとは?

ボケるのが怖い人、老後の暮らしを心配している人、まだまだ夢をもって超高齢期を迎えたい人、親や祖父母世代が認知症になったらどうしようと悩む若い人、どんな世代にでも、男女差なく読んでいただきたい本です。