「6年前に、ミュージカル『テニスの王子様』のコンサート版、『Dream Live』を観に行ったのが最初です。昔からアニメが好きだったので、キャラクターが生身の人間だったらこんな感じなのねと、自分が作品の中に入ったような感覚を味わいました」

以後、頻繁に2.5次元の舞台を観に行くようになった友里恵さん。仕事のスケジュールを調整しながら、多い時は週1のペースで劇場に通うというからかなりのものだ。

「今は実力のある役者さんが多いですが、もともと2.5次元は下手がマイナスにならない世界。回を追うごとに芝居が上達する若手を見守ることも、楽しみのひとつなんです」

そんな友里恵さんが現在ハマっているのは、ゲームから派生した舞台『刀剣乱舞』という作品。日本の名刀を擬人化した“刀剣男士”たちが、隊を編成して敵を倒していく物語だ。演じる役者たちが昨年末の『NHK紅白歌合戦』に出演したため、ご存じの人も多いだろう。

「私は歴史好きの“歴女”でもあるので、刀剣乱舞はまさに好みのど真ん中。なかでも私は三日月宗近というキャラがお気に入りで、気づいたら宗近を演じている鈴木拡樹くんを好きになっていました。何かにどっぷりハマることを“沼に落ちる”といいますが、まさに私は鈴木くんの沼に落ちて抜け出せない状態。舞台の上の彼は神秘的な美しさで本当に素敵なんです。今や全力で彼を推しています」

2.5次元は、演者が公演後にお見送りをしてくれたりハイタッチをしてくれたりと、一般の舞台に比べてファンとの距離が近い。役者によっては、ファンとのバスツアーや合宿などを実施している人もいる。

「私も鈴木くんのファンミーティングで彼の謙虚さや礼儀正しさを知り、ルックスが良くて演技力があるだけでなく性格もいいなんて、とますますファンになってしまいました。しかも彼は“お母さん”“拡樹ママ”と呼ばれるくらい面倒見がよくて優しい人。そういうところもかわいいなあ~と、もうメロメロです(笑)」