グレーゾーンで適切に対処
受診をためらう背景には、「認知症になったらおしまい」「知るのが怖い」という思いがあるのでしょう。
しかし、私は何度でも言います。
グレーゾーンの状態で適切に対処をすれば、認知症の発症を遅らせることができます。
さらには、健康な脳にUターンして戻ってこられる可能性も十分にあるのです。
「あれ? いつもと違う」と思ったら、歯科医を受診するのと同じくらいの気軽さで、一度、認知症の専門医を受診してください。
それが「認知症の分かれ道」となるといっても過言ではありません。
※本稿は、『認知症グレーゾーンからUターンした人がやっていること』(アスコム)の一部を再編集したものです。
『認知症グレーゾーンからUターンした人がやっていること』(著:朝田隆/アスコム)
じつは認知症は、長い年月をかけて認知機能が低下し、発症する生活習慣病のひとつ。認知症を発症する20年も前から、脳の変化は始まっています。
まだグレーゾーンにまでは至らない方や、40代、50代の方にとっても、この本がいつまでも若々しい脳を保つために役立ちます!