大寒(1/20~2/3頃)<『二十四節気の暦使い暮らし - かんぽう歳時記』より>
「二十四節気」とは中国で誕生した旧暦(太陰太陽暦)で、1年を約15日ごとに24等分した季節の名称のこと。この連載ではその二十四節気に沿った過ごし方や備え方、旬の食材を、漢方コンサルタントの櫻井大典さんが紹介します。「二十四節気は不調を防ぎ、日々をより豊かに過ごすための“知恵”の結晶」と語る櫻井さん。今回紹介する季節は「大寒(1/20~2/3頃)」です。

大寒(だいかん) 1/20~2/3頃

寒さが1年のうちでもっとも厳しい時期。

冬の土用(1月17日~2月3日頃、立春の前日までの約18日間)に入っており、この頃の行事としては、正月の祝い納めの「二十日正月」があります。

冬の最後の節気で、春に向かっているとはいえ、体感的には寒さのピーク。

太陽の「陽気」で身体の冷えを癒やしつつ、動物の“冬眠”のように、栄養とエネルギーを蓄えるような、“準備と守り”の養生をしていきましょう。