「僕のイメージとしては、本部長が『おい、いつまで俺を待たせるんだ! 細かい役はいいんだ。ここからは俺に任せろ!』と意気込んで出てくる感じでやれるかなと」

今年2月、新しい試みの舞台に挑戦します

そして今年2月、また新たな舞台に立たせていただくことになりました。タイトルは『大誘拐~四人で大スペクタクル~』。舞台は小説を朗読するところから始まりますが、朗読劇ではない。椅子があるけれど座りっぱなしではない。そして役者4人が入れ代わり立ち代わりいくつもの役を演じ分けるという、僕にとってこれまでやったことのない、新たな試みになります。

ご一緒するのは、白石加代子さん、柴田理恵さん、中山優馬くん。僕は和歌山県警本部長、ナレーション、白石さん演じる大富豪を誘拐するグループ内の2人という四役を演じます。

僕のイメージとしては、本部長が「おい、いつまで俺を待たせるんだ! 細かい役はいいんだ。ここからは俺に任せろ!」と意気込んで出てくる感じでやれるかなと。そういう役者のせめぎ合いみたいなものが見えたら面白いんじゃないかと思っています。

白石さんは僕が学生だった頃、早稲田小劇場にすごい女優さんがいると噂になっていた人でね。憧れの役者さんでした。今回は全員がメインの役以外に複数の役を掛け持ちするので、大変です。柴田さんも忙しくて、4つも5つも演じ分けなきゃいけない。中山優馬くんも素敵な青年ですよね。まだ稽古は始まっていませんが、顔を合わせるのが今から楽しみです。