“ブリスク”に歩けば立派な運動に
歩くこと、これを英語ではブリスクウォーク(brisk walk:活発な歩き)といいます。
同じ歩くなら、手足をしっかり大きく振って「少し足早」に、ブリスクに歩くことを心がけるとよいでしょう。それによって、普通歩行の2倍以上の強度をもつ、立派な運動に生まれ変わるのです。
歩く用事はいくらでもあります。ブリスクウォークを合言葉に、普段からシャキシャキ元気よく歩きましょう。また、生活活動の歩行以外に、運動としてウォーキングを行う際にも、もちろんブリスクに。
日本人は膝先ばかりでちょこちょこと小さく歩く、と外国の方からいわれることがあります。脚をつけ根の股関節から、大きく振り出すことをぜひ意識してください。
普段の生活で、階段を積極的に使うこともとてもおすすめです。
2階や3階くらいまでならエレベーターやエスカレーターではなく階段を使いましょう。とはいえ、「階段を積極的に」といわれても、あまり体を動かしていなかったり、エレベーターに慣れすぎた人にとっては簡単ではないかもしれません。
そこで、階段をスイスイ上るのに役立つ、ちょっとした体の動かし方のコツを紹介しましょう。筋肉、腱のバネを利用した「反動動作」を使った階段の上り方です。
私たちの筋肉・腱には、弾性力、つまりバネ作用があります。これを上手に使うと、体を要領よくダイナミックに動かせるようになります。このバネ作用を生み出すのが「反動」を使った動きです。