「2025年問題」

これまでに終活あんしんセンターには約1500件の相談が寄せられた。登録事業を利用したのは60〜90代の18人(2022年10月末現在)。うち12人は女性だ。

これまでに豊島区の終活あんしんセンターには約1500件の相談が寄せられた(《c》朝日新聞社)

区によると、身寄りがない高齢者の中には、1億円近い資産を残したまま、自宅でひとりで亡くなる人もいれば、生活保護を受けながらひっそりと亡くなる人もいるという。

終活あんしんセンターの運営を受託している豊島区民社会福祉協議会(社協)の天羽瞬一チーフは「ひとり暮らしの高齢者で認知症など支援が必要なケースが最近、増えている。身寄りがなく、区が後見人を申し立てるケースが以前に比べ、増加している」と話す。

1947〜1949年に生まれた「団塊の世代」全員が2025年までに75歳以上の後期高齢者になる。

あと2年あまりで認知症の高齢者や孤独死の増加などが顕在化するとされる「2025年問題」が待ち受ける。こうした中、終活支援の取り組みは都内の自治体に広がりを見せている。